はじめに包茎手術は個人的には否定も肯定もしません。必要かどうかは個人が判断することだと思います。真性包茎でも性行為は出来ますし、子供もつくれます。一生真性包茎で過ごす人もいるとは思います。ただ、男の悩みで来院する患者さんは何かしらのコンプレックスをもって来院されます。そして手術となれば少なからず痛い思いをして、決して安くない費用を払い大変な思いで治療を決断するのだと思います。その理由はなにか?は個人の価値観、ペニスの状態、生活環境等にも大きく左右されると思いますが、私は包茎手術をする意味は4つあると思います。

患者さんの包茎治療の来院理由で圧倒的に多い(ほぼ100パーセント)は見た目のコンプレックスです。
10代では修学旅行直前に包茎を治したいと来院。
社会人になって社員旅行が憂鬱な人は治療をお勧めします。
40代・50代で会社の役職が付いた人はゴルフ後の入浴時に気になると来院されます。
入院した経験がある人は下の世話をされる時、恥ずかしいと。
60代では介護される時にと来院されます。(介護職の人も多いです。)
10代から60代まで今だけではない見た目を良くしたいと包茎治療を受けに来られます。包茎手術で亀頭が露出する事で見た目が良くなるばかりではなく、亀頭が露出すれば手術前と比べて陰茎が縮みにくくなります。従って縮まない分だけ見かけ上は長く見えますよ。

私は包茎治療で一番意味があることは衛生面だと思います。女性は包茎が嫌だとは思っていませんが不潔は嫌だと思います。
亀頭が包皮に覆われていると尿が付着したり、亀頭のカリ部には汗腺があることによってジメジメした状態をつくり、その部分が雑菌の温床となって性病や独特な悪臭の原因になってしまいます。ただし上記ではそうは簡単には性病にはなりません。毎日綺麗に洗っていればさほど問題にはなりませんが、一番の問題は傷です。特にむいた状態の先端部分の皮は非常に薄く弱い部分でジメジメしていると包皮が弱り傷が入りやすくそこから雑菌が入って包皮炎や亀頭炎などを起こしやすくなります。それが雑菌ではなく性病の菌やウイルスであれば性病に感染する訳です。例えば風呂やプールに入ると指の先がふやけます。常にジメジメした状態の皮膚を擦れば垢(ペニスの場合はチンカス)がでます。垢がでるということは皮膚の表面を削っています。血はでませんが、目に見えない傷が入ってます。菌やウイルスは傷から進入します。事実、性病で来院される患者さんのほとんどが包茎の人でチンカスが出やすい人や炎症を起こしやすい人は包茎手術をお勧めします。
包茎手術で亀頭が露出する事で乾燥した清潔な状態になるばかりではなく、亀頭を露出した状態の先端部分の皮(内板)は非常に包皮が薄く弱い部分で炎症を起こしたりコンジロ-ム・ヘルペス等の性病に感染しやすい場所です。包茎手術でその弱い部分を取り除く事で包皮炎や性病になりにくい状態になりますよ。

包茎と早漏は因果関係があります。
包茎だと普段は亀頭が包皮で覆われて、いわば過保護状態になっていますから、性行為の時だけ強い刺激を受けたら、早漏になってしまうのも仕方のないことなのです。これに対して亀頭が露出している人は、普段から亀頭が擦れて刺激されることに慣れていますから、性行為のコントロ-ルもしやすくなります。又、亀頭を露出した状態の先端部分の皮(内板)は非常に包皮が薄く弱い部分で、刺激にも弱いため包茎手術で内板を取り除く事で感覚がいくらか鈍り早漏防止になります。
ただ、残念なことに「早漏」を100%治す治療はないです。ただし改善させることはできると思います。早漏の原因の一つは感覚的に敏感であること。ただし殆どはもう一つ精神的な問題でしょう。つまり私もそうですが興奮すればするほど早いのです。これは治療で何とかなるものではありません。ただし、問題になるのはその後です。それを気に悩み「自分は早漏だ」と思い込むこと。これが早漏を作り出す一番の原因で自分自身への「呪い」とも言えるでしょう。これが早漏治療の一番難しい点なのです。
感覚的な問題については包茎治療により改善できます。そして何よりも「自分は治療を受けたから大丈夫」という自信が精神的な問題を解決、つまり「呪いを解く」ことができれば本当の意味で「早漏治療」になるのです。

シリコンボールよりも包茎の状態であれば包茎手術が一番のパワーアップです。
勃起時に皮の余りが多いと性行為時に皮が動いてしまって有効な刺激をあたえる事が出来ません。包茎手術で勃起時に余分な皮を取り除く事で、女性にしっかりとした摩擦(刺激)を与える事ができますし、カリでの刺激も与えられるようになりますよ。

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院長:佐藤 徳哉

平成2年3月 弘前大学医学部卒業
平成2年4月 東京女子医科大学付属第二病院心臓血管外科入局
平成11年7月 NTT東日本関東病院心臓血管外科嘱託医
平成13年5月 大手美容外科勤務
平成20年4月 浜松中央クリニック院長