コラム
包茎は性病にかかりやすいといわれていますが、その理由はなんでしょうか?
包茎は、亀頭が常に包皮に覆われているため、亀頭部分の皮膚は弱くなっています。そのために少しの刺激で傷つきやすいのです。その傷から性病の元となる細菌が入ってしまい、性病に感染する危険度が高まります。
包茎は、包皮のために亀頭を清潔に保つことがむずかしくそのため細菌が繁殖しやすく包皮炎を発症するケースも出てきます。
包皮に覆われた亀頭や内側の包皮に、尿や汗などが溜まると、恥垢と呼ばれる白いカスになります。恥垢が包皮に覆われてじめじめと湿った状態が続くと、菌が繁殖しやすくなるのです。
梅雨の時期にかびが生えやすいのとおなじことになります。
恥垢は汗や尿、精液などの垢が混ざってできた物質です。恥垢を餌として細菌やカビが繁殖して、包皮に菌が感染すると包皮炎を発症します。また、恥垢は嫌な臭いの原因にもなります。包茎は亀頭が包皮に覆われていると、湿気が溜まりやすいため、それが恥垢を増やす原因ともなります。
亀頭を包んでいる皮膚(包皮)が炎症を起こしている状態です。亀頭包皮炎(きとうほうひえん)とも呼ばれます。おもな症状には、赤み・腫れ(包皮や亀頭が赤くなり、腫れぼったくなる。)、痛み・かゆみ(常にチクチクしたり、激しいかゆみを感じる。)、ただれ・膿(皮膚が剥けたり、白いカスや膿が出る。)、さらに排尿痛(おしっこをする時にしみる。)を覚えるにいたります。
上にあげた亀頭包皮炎のほかにも包茎の状態だとなりやすい次のような病気があります。
尿道に細菌が入り込み、繁殖してしまう病気です。と尿路感染症を発症します。尿道は陰茎内部にありますが、亀頭部分が出口になっています。恥垢などがたまり亀頭が清潔に保たれないと尿道にも細菌が侵入してしまう恐れがあります。さらに尿路感染症は、腎盂(じんう)腎炎、膀胱炎、尿道炎の3つの感染症を総称したものです。
それぞれがどんな症状が表れるかといいますと、
腎盂腎炎…40度近い高熱が出る、悪寒がする、腰やお腹の痛み、出血。
膀胱炎…排尿時に痛みを感じる、頻尿や残尿感を覚える。
尿道炎…尿道口から膿が出る、尿意を感じやすい。主にセックスによる性感染症が原因。
いずれも抗菌薬の服用により治療が可能です。腎盂腎炎、尿道炎は1週間~2週間、膀胱炎は2日~3日で完治しますが、腎盂腎炎が悪化して入院するというケースもみられます。いずれも包茎治療することで予防することが可能です。
陰茎がんは、亀頭や包皮で発症する悪性の腫瘍です。60歳以上の方が発症する確率が高く、包茎以外にも、HPV(ヒトパピローマウイルス)や喫煙が関与していると考えられています。包茎が原因とされている理由は陰茎がんを発症する方に包茎が多く、割礼の習慣がある人々には陰茎がんが少なかったことです。しかし、現在は包茎以外にも、HPVによる性感染症が原因ではないかと考えられています。喫煙については、陰茎がんの発生率が非喫煙者よりも高いとされています。
通常、痛みは伴わず、亀頭や包皮にカリフラワーのような腫瘤(しゅりゅう)ができます。尖圭コンジローマにも似た症状ですが、こちらの原因はHPVによるものです。いずれにしても気になる症状があったらすぐに医療機関に相談することが肝要です。
性感染症(STD)は、性行為により感染する病気の総称です。原因は細菌やウイルスなど、多様です。包茎の場合、普段亀頭が包皮に覆われており、刺激に慣れていないためセックスなどで傷つき、傷口から細菌やウイルスなどが入り感染症を発症することがあります。亀頭だけではなく、包皮の内側も外側よりも薄く弱いため、傷つきやすくその分性感染症にも感染しやすいです。
亀頭を露出させて洗うことで、恥垢の蓄積を防げます。しかし、洗いすぎると亀頭が傷つき、そこから細菌に感染すると、包皮炎になるおそれがあります。包茎であれば常に包皮に覆われているため、亀頭はより傷つきやすい状態といえます。手術で包茎を治せば、亀頭の傷つきやすさを軽減できるでしょう。
菌の温床となるのを防ぎ、亀頭部の皮膚を強くするためには、包茎手術により亀頭を露出させ乾燥させたり、刺激に慣れさせることが重要となります。
カントン包茎は、一度剥いた包皮が戻らなくなり、亀頭の付け根部分が包皮で締め付けられている状態です。強い痛みや腫れ、変色などの症状を伴います。無理矢理剥くと包皮を元に戻せなくなり、そのまま放置しておけば亀頭下部を強く締め付け、うっ血が続くと亀頭が壊死してしまう危険性や、包皮に裂創ができるリスクもあります。仮性包茎や真性包茎のように悪臭がしたり、性病にかかったりする恐れも同様です。他の包茎よりも危険度が高いため、速やかな検査・手術が必要といえるでしょう。
専門医への相談で、悩みを解決しませんか?仮性包茎は、普段は包皮が被覆しているものの、手で引っ張ると簡単に剥けて亀頭が露出する状態です。動作時には自然に包皮が下がり、亀頭が露出することもあります。一般的に違和感や痛みはほとんどなく、日本人男性の多くがこのタイプに該当します。包茎ではない方と比べると、どうしても亀頭が蒸れやすく衛生的に保つことが難しくなります。不衛生な状態により、性病にかかる確率も高くなります。また、包皮に覆われている亀頭は刺激に弱く、早漏の原因にもなります。日常生活や性行為に支障はないものの、包茎を治したほうが快適な生活を送れるでしょう。
真性包茎は包皮口(包皮の先端の開口部)が狭く、亀頭を露出させようとしても剥けない状態です。無理に剥こうとすると痛みを感じ、動作時でも亀頭が露出しない特徴があります。入浴時に亀頭や包皮の内側を洗えないため、不衛生な状態になりやすいです。亀頭周辺の清潔さが失われると恥垢が発生し、性病にもかかりやすくなるでしょう。また、悪臭や早漏、ED(勃起不全)の原因になる、排尿に支障が出るなど、さまざまな問題が生じます。さらに、真性包茎は性行為時に包皮と亀頭が擦れると、痛みを感じやすいです。
カントン包茎は、一度剥いた包皮が戻らなくなり、亀頭の付け根部分が包皮で締め付けられている状態です。強い痛みや腫れ、変色などの症状を伴います。無理矢理剥くと包皮を元に戻せなくなり、そのまま放置しておけば亀頭下部を強く締め付け、うっ血が続くと亀頭が壊死してしまう危険性や、包皮に裂創ができるリスクもあります。仮性包茎や真性包茎のように悪臭がしたり、性病にかかったりする恐れも同様です。他の包茎よりも危険度が高いため、速やかな検査・手術が必要といえるでしょう。
浜松中央クリニック 院長
佐藤 徳哉
医師歴33年/年間施術数1,500件以上
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